人物の時と同じように、下描きの背景部分だけを表示して画像を複製し、RGB モードにします。人物の塗りの時は、主線の間違いを塗りの段階で修正し易いようにと、主線の白地の透明化を後回しにしましたが、この背景の主線はさっさと 白地の透明化 をしてしまいます。新規レイヤーを通常モードで作成し、壁や階段などの同一の素材で構成されている部分を塗りつぶします。

壁や階段の色を置く陰の部分に、それぞれ新規レイヤーを作成して色を置いていきます。

画面左の階段が作る影や、画面左上の梁の周辺、ランプシェードの周りなどに、それぞれ新規レイヤーを作成して影色を置きます。壁や階段の塗りは実はこれで大体終了です。

ベタ塗りとグラデーションだけでは全然質感がありません。手描き風の塗り斑を加えて、より絵らしくしてみましょう。新規レイヤーを作成し、ブラシで水色や赤、緑などを適当に塗ります。こういった塗り斑には、「常にこうやれ」という公式はありません。もし水彩絵の具でこの絵を塗るならどうするか、を考えながら塗るのがよいでしょう

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水彩らしい塗りは、普通のエアブラシで出来ないこともありませんが、カスタムブラシを使用する方が楽でしょう。私は、まるたあ氏 の水彩ブラシを利用しています。各種解像度用の水彩風のブラシが準備されていて便利です。
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陰や影も表示すると、少しそれらしくなりました。

全体の色を統一するために、オレンジのグラデーションを薄く乗せて色調を統一します。

ランプシェードや下のソケットの部分を塗ります。ガラスなど、反対側を透かせたい時は、少し不透明度を下げるとお手軽です。

新規レイヤーを作成し、空色のグラデーションを流し込みます。

写真から雲を作成 のように雲を作成し、さらにエアブラシなどでイメージどおりになるよう細かく修正します。

樹の葉っぱ模様のスクリーントーンを張り込みます。左側の方がぶっちり切れてますが、最終的には人物で隠れるので問題ありません。

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この葉っぱ模様のデータは、道原かつみ さんが作成され使用権フリーで配布されているものです。他にも有用な素材を多数ご提供下さっており、何度も助けられました。
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葉っぱ模様でも、薄ピンクに塗りつぶしちまえばさくらに見えます。さらに少し陰を入れて質感を出します。この程度の小さな範囲なら、陰用の新規レイヤーを作らずにそのまま塗ってしまってもいいでしょう。人物で隠れることが分かってる部分の陰は、ものすごく適当です。

人物の時と同様に主線の色を変え、壁の線やランプシェードの作る影を加えて、背景の塗りはこれで完成です。
