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ちゃいな

ちゃいな
初出コミティア62。偽チャイナドレス。

(44)

著作者 : 未識 魚
最終更新日 : 2010-05-22 03:09:25

己を知る

ヒップホップとかラップとかストリートダンスとかの類って、「なんとなくカッコイイもの」と思ってる人が多いではないですか。で、そういう人達てのは、そういう活動をする理由として、よく「自己表現」や「自己実現」ってのを挙げるんですね。「自分のスタイルを表したい」とか「オレの生き方・考え方を<以下略>」とか。

で。世間的には全然カッコよくない文化に長いこと浸ってる私が言うのもなんですが、彼らってすげーダサく見えるわけですよ。痛いっつうか香ばしいっつうか。

何故かといえば。彼等は何かといえばすぐ「自己実現」を口にしますが、その実現の方法ってのは、既に誰かの与えてくれた手法なわけです、ダンスでもラップでも、全部既出で所与。それを適当に模倣してるだけ。本人は悩んでるつもりなんだろうけど。本来の「自己実現」とか芸術なんていうのは、そういう手法そのもの、新しいスタイルそのものを作らねばならない。あるいは、卓越した技術で既存のスタイルの完成度を劇的に高めるというのもアリだろう。でも、そういうことができない人は、全員「フォロワー(後追いでくっついてくる人)」でしかない。さらに痛いポイントとして、その全然オリジナリティのない自己実現を、「自分のスタイル」とか言い放っちゃう。もはや腹よじって笑うくらいに香ばしいわけです。手法から思想まで須らく誰かのパクリやんけ、と。リスペクト言ってみたいだけちゃうんか、と。流行に乗ってるという共時性の気持ちよさをカッコよさだと勘違いしてる。あー腹イテー。

まぁその香ばしい構図ってのは、ヲタ絵な世界もかなり相似を描いてるわけで、あんま人のことあざ笑ってると火の粉がバラバラ降ってくるんですが、でも1つ大きく違うのは、ヲタ絵師はあまり声高ではないことが多いので、「俺のスタイルが~」とか口走っちゃうこともそれほどない。なので、痛々しさや香ばしさは内側に向かうことが多く、あまり他人の目には触れずに済みます。時々その内輪っぷりが「キモッ」とか言われたりはしてますが、多額のプロモーション費用かけて全国に顔と恥を晒す音楽業界とは違うわけです。

でも、何をトチ狂ったか、そういう痛々しい「自己実現」宣言をするオタクも近頃は結構いたりして。ヲタがかっこいいと思ってる輩。ヲイヲイ、と。サブカルにもなれないヲタクカルチャーに属してる人間がそういうことを言っても痛さ 256 倍だって。自分がただのフォロワーだと気付いても、粛々とヲタ絵描き続けてていくような、そういうところなんすよ、ヲタ世界は。まぁ牛鮭定食でも食ってろと。確かに一部のマスコミとかは、時々「世界に誇る日本の漫画文化」みたいな煽りをくれるけどさ、そりゃただの煽りか、単に勘違いしてるだけだって。

(48)

著作者 : 未識 魚
最終更新日 : 2006-09-27 00:47:39

今年最大の驚き

キアヌ・リーブスって38歳なのかよ!!

(42)

著作者 : 未識 魚
最終更新日 : 2006-09-27 00:48:50

でんでんむし

でんでんむし
とある場所で撮りまくったアジア名産三輪タクシーの写真を睨んでたら変なのができました。私の頭の中では、この車っぽいのはでんでんむしなのです。

(43)

著作者 : 未識 魚
最終更新日 : 2010-05-22 03:09:26

『だいすき』より

『だいすき』より
ゲーム崩れのエロ話CG集。

(54)

著作者 : 未識 魚
最終更新日 : 2010-05-22 03:09:27

基本のキ

書く人や描く人や作る人ってのは、実は単に書きたかったり描きたかったり作りたいだけだったりする。なので大体は作り散らすばかりである。一方、評論家ってのは、そのぐちゃぐちゃの作品郡を何らかの意図に基づいて分類し、思想や時代性といった軸を設定してそれぞれの作品を位置付け、誰にでも分かり易い形で作家と作品を語る言葉を見る者に与えるのが仕事だ。だから、「作家は評論家が育てる」というのは事実だ。見る者の理解を絶してる作品、例えばわけのわからない抽象画とかでも、評論が言葉を与えてやることで、容易に理解する(または理解した気になる)ことが可能になる。マンガ家だって、編集する人が誘導しないと、とりとめのないものを勝手に描いてるだけだったりする。編集者は作家に一番近い評論家で読者だ。

というようなことを、大学の時に某F田先生なんかを見てて理解した。評論というのは、理想的には学芸員のようなことをやらなければならないわけだね。だから、評論は楽な仕事ではないのだ、実は。すげぇ楽そうに見える評論家もいるけど。作品の感想を書き散らしてるだけでは評論とは言えない。

(47)

著作者 : 未識 魚
最終更新日 : 2006-09-27 00:52:24

抱きっ!!

抱きっ!!

天使娘を誘惑する悪魔娘たん。

(45)

著作者 : 未識 魚
最終更新日 : 2010-05-22 03:09:27

ワキ見せ

ワキ見せ

こういうポーズがさらりとできる娘は、ぼーっとした顔ながらもワキに自信アリってこった。

多分ワキフェチぶりが板についてきた時期。

(70)

著作者 : 未識 魚
最終更新日 : 2010-05-22 03:09:27

長髪眼鏡娘

長髪眼鏡娘
エロ絵ムズい。

(75)

著作者 : 未識 魚
最終更新日 : 2010-05-22 03:09:27

アジ文

青少年有害社会環境対策基本法という悪法が不気味に漂っている。こういう法案を持ち出す愚かな人間共、20世紀の社会学か、せめて歴史を学んでくれ。ある概念を「悪」として封じても意味が無い。何故なら、その禁じられている「悪」の概念も、記号の1つとして欲望を誘導するからだ。だから、あんたらの大儀名分は達成されない。以下は衒学的電波文だ。心して読んでくれ。

例えば。第二次大戦後のドイツでは、ナチズムがいかによろしくないものであるかを徹底的に教育し、ナチズム=悪だと叩き込んだ。しかし、そのナチに共感し「カッコイイ」と感じる若者は少なからずいた。いつの間にか、ネオナチなんてのもできちゃったりする。さて。もし、この若者達に「ナチズム」という概念そのものを教えなかったとしたらどうなっていただろう? ナチズムをカッコイイと思った若者達が、ナチズムの“思想そのもの”を再発明することはあまり容易ではない。どんなものであれ、ゼロから思想体形を組み上げるのは重労働だ。彼等は、既存のナチズムの思想をなぞっただけであって、選民思想を作り上げたわけではないのである。つまり、教育した人間がナチズムを善悪どちらで説明したかというのは問題ではないのである。問題は、そういう考え方を紹介したこと自体である。ナチズムが悪だという教育をしてたつもりだったが、「あ、こういう考え方があるんだ」と、若者達が思いもよらなかった考え方を提供しちゃった、と(これを「欲望の誘導」と呼ぶ)。

社会に欲望のモデルを与えなければ、思想や文化は今のように雑多にはならないと思われる。例えば、もし“ロリ”とか“オタク”いう概念や様式がなかったら、今ココを読んでいるようなロリヲタの人達(含む俺)のほとんどは、漠然とした不満を抱きつつもそれなりに普通に生活したと思われる。「ロリってのがあるんだ」、「ヲタな生き方は捨て難いな」というように、記号に誘導される形で欲望は加速し肥大化し、その結果共同体が成立すると、欲望はより一層シャープな輪郭を持つようになる。欲情の対象は、むしろ記号そのものと言って好い。

欲望を誘導する記号(欲望のモデル)は、あちらこちらに転がっている。図書館で思想・哲学や歴史の本を紐解けば、暇つぶしに人を切り刻んだ例や、死体に欲情してる例や、自分を救世主だと思い込んでる例や、いろんなのが出てくる。で、話は戻るのだが、今までの話を総括すると、青少年有害社会環境対策基本法みたいな法律で思想を検閲したとしても、そういう欲望のモデルにチラリとでも青少年を触れさせたら「アウト」なのだよ、推進派のキチガイ議員共。つまり、あんたらの大儀名分を達成するためには、この世からあんたらの気に入らない全ての思想、文化、概念、情報、理論を消し去り、なおかつちょっと頭のイイ人間がそれらの再発明を行わないよう、全員を愚鈍に貶めなければならない。確実に国が滅びる。

……まぁ何が言いたいかというと、要するに思想を法律で禁じるのは絶対に無理だということである。徹底的に焚書した上で、過去と断絶した温室で育てない限り。概念や考え方の存在を知ってしまったら、欲望は誘導されてしまうのだ。しかも、「欲望は遅滞によって養われる」という英語のことわざもある。ある概念を教えてしかしそれには一切触れさせないという状態が、最も人間の欲望を加速させるのだ。分かるか、糞議員。一言で言うと、この法律は“逆効果”以外の何モノでもない。人間ってのは記号に欲情するもんだ。

(53)

著作者 : 未識 魚
最終更新日 : 2006-09-27 00:58:42
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