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略すとTM

村上 隆はオタクの敵か味方か。多分敵ではあるだろう。彼はとてつもなく頭が良いからだ。友達じゃない無茶苦茶頭の良いヤツは敵である。

彼は、糞マテリアルに対してバカが金を落とす文脈を作ってしまうことが出来る。彼は単にその素材にオタクのマテリアルを選んだだけであろう。だから、いわゆるオタク作品は作らない。オタク的に、彼の作品に萌えられなかったり、むしろかなりキモかったりするのは当然なんである。オタク作品とアート作品とでは、値段が3桁は違う。何故違うのかといえば、彼はその価値を生み出す文脈ごと作品を作り上げられるからだ。「この糞みたいな作品はどうすんばらしいのか」を自ら語りながら聴衆に聞かせて、一部のバカにそれを納得させて金を巻き上げる力がある。まあ金を巻き上げるのは2次的なこととして、より真っ当な表現をすれば、彼は「意味の創造」の能力が高いのだ。意味があるものとは価値があるものであり、資本主義社会では高価な値が付く。

で、この後誰でも思いつくパターンとして、「こういった村上の手法は、既存のアートのコンテキストや価値感、意味へのアンチテーゼとして云々」と論を進めるのが無難なところであろう。クラシカルな芸術は何故アートたりえるのか、オタク作品は何故商業芸術や趣味の領域でしかないのか。彼がそのボーダを崩すことによって、既存のパラダイムも壊れていくのではないか。

……なんてな、多分彼の目の前でこういう単純な展開で話を〆たりしたら、鼻で笑ってその場ででっち上げた適当な反論をする能力があるんだろう。あー憎たらしい。(w だから友達じゃない頭の良いヤツは敵なんだって。ヤツはオタクの敵だ。(w

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著作者 : 未識 魚
最終更新日 : 2006-09-27 00:06:35


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