この前、あらきム(あらきあきら)さんからメールをいただいた。大変恐縮した。あらきあきらさんといえば、ロリとか貧乳愛好家な我々にとっては商業誌や同人でもチェキなお方なわけですが、大学や企業以外でウェブを持っている人間がレアだった時代から、ずっとあのノリのウェブを続けてこられたというところでも私は尊敬している。
ウェブは大きく変わった。以前は、同好の士が運営してると思われるサイトは、全てを回りきることが出来たし、気に入ったリソースでも、ローカルに保存しようとは思わなかった。ウェブは、それ全体で巨大な知的データベースとなる、と考えていたからだ。つまりウェブ上の情報はある程度長く維持されると考えていたわけだ。
今ウェブ上の情報が長く維持されると考えてる人はいるまい。気にいったものがあったら速攻ローカルに保存するのが基本だろう。すぐ消してしまうという姿勢を批判することはできない。私も比較的長くコンテンツを残すよう心がけてはいるが、せいぜい 3 年も経てば消してしまう。もちろん、今となっては同好の士のサイトを回り尽くすなんて不可能だ。今このサイトを見たり読んだりしてくれてる人の多くがニューズサイトの紹介文やアンテナサイトから来ているし、それ以外の少なからぬアクセスは、WWWC などの巡回ソフトウェアによって占められている。後は、サーチエンジンから直接目的のページに飛んでいる人が大半である。つまり、ブックマークやお気に入りなどをこういった個人のサイトに設定する人は減っているし、個人サイトのリンクページが活用される機会は減った、ということだ。また見る側は、なめるように 1 つのサイトを閲覧するということは少なくなったし、作る側も、腰を据えて読んでもらわねばならない規模のサイトを作らなくなった。つまり、何ヶ月かに一度バーンと大作を投じるのではなく、簡単な更新を頻繁に繰り返すスタイルが主流になったということだろう。
別にどちらが良いとか悪いとかいうことではなくて、そう変わったというだけのことだ。同じであり続けることは難しい。このサイトも、絵師サイトというよりは、情報社会学系日記 + PhotoShop 情報、着せ替えとかソフトもあるっぽいサイト、といった捉えられ方をしている模様。
話が随分逸れたわけですが、だから、あらきムさんみたいに、変わらず続けてこられてるというのはすごいことだなと思うわけで、なんか大阪の方に足向けて寝れません。貧乳マンセー。
著作者 : 未識 魚
最終更新日 : 2006-09-26 17:59:18